2009年1月10日土曜日

VAIO type P 購入ポイント


なんか、ああいう記事ばっかり載せるのもなんなのでフォローしておきます。
私は別にアンチソニーじゃないんで。D4の話題が欲しくてきてる人にはごめんなさい。

同じチップセットやOS、サイズからなにかとD4と比較されることが多いtype P。実際、VAIO type PはD4の欠陥部分のほとんどを埋め尽くしてきていますので開発の人はかなり意識したんじゃないかと。まぁ、しっかりした作りを目指したら勝手にこうなったのかもしれませんが。

・D4では散々叩かれたバッテリの持ち。type Pは標準であの薄さで4.5時間です。D4はあの厚みのLバッテリで4.5時間。どちらも公称値で、実際はD4のLバッテリ3時間より短そうですが、それでも優秀です。
・なんとファンレス。耳障りだとよく言われるD4とは違います。
・イヤホンのノイズキャンセラ。HD動画再生に拘ったらしいのでしっかりした作りだと思われます。
・WWANを内臓できます。D4の低速回線やEMなどを外付けしなければいけない点とは違います。
・解像度に縦768ドットを採用。たまにダイアログのOKボタンが隠れてしまうD4とは違います。
・ソニーならではのソフトを搭載。PetaMapと連携するVAIO Location Searchとか。GPSも内臓可能。
・Vistaを採用するならメモリ2GB欲しいという意見を取り込んである。1GBのD4とは違います。
・SSDを選択可能。シーケンシャルリードが20MB/sの鈍速HDDを採用したD4とは違います。

ここまで見ると、もはやD4はいらない子のようですが、実はD4と比較すること自体が間違いです。

Willcom D4やVAIO type U、LOOX UなどのUMPCと言われるマシンとtype Pの最大の違いは手にもったまま使えるかどうかです。タッチパネルを搭載しておらず横長の機体の真ん中のほうにポインティングデバイスを持ってきたtype Pは常に机や膝の上や床に置いた状態でないと使えません。ということで、まずは寝モバや立って使う気の無い人が購入対象になります。見た目のサイズには惑わされないでおきましょう。

次に選択を誤ったOS部分を受け入れられるか、です。あのチップセットとOSの組み合わせはメモリを2GBにした程度ではお話になりません。買うならSSDでAtomZ540と最高のものを選びましょう。特にVistaはHDDの読み書き量が半端じゃないので、低速なHDDは避けるべきです。店頭モデルは購入者の半分以上が後悔するレベルと言っておきます。

あとはサイズや上述した利点と価格が、他のネットブックと呼ばれるようなマシンと比べて見合うかどうか、です。ネットブックとしてみたときに、特に強みとなるのが大容量SSDとファンレスとサイズと重量と解像度とWWAN内臓(こうやって書くと結構あるなぁ)です。それらがコストに見合うかどうか検討してみてください。

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